WordPressで「データベースの更新が必要です」と表示されたときの対処法

目次

WordPress本体の更新後、管理画面を開くと「データベースの更新が必要です」と案内されることがあります。これは、記事や設定を保存する機能である『データベース(DB)』を、新しいWordPressが使える状態に更新するための表示となります。

ご自身で事前にバックアップをしたうえで、WordPressをアップデートした後であれば、画面の案内に沿って進めても問題ないでしょう。対して、自動更新などが適用された後にこの画面が出た場合や、アップデート後にエラーが発生した場合は、操作を繰り返さず、表示内容を残して調査が必要です。

※なお、この場合の「データベースの更新」とは、WordPressが利用しているデータベースのデータ形式や構成を最新版にあわせて調整するという処理です。WEBサーバー自体のDBバージョン(MySQLやMariaDB)のアップデートが必要という表示ではありません。

当サイト記事 難易度表記について

  • 【難易度:簡単】WordPressの管理画面だけでできる・すぐ試せること
  • 【難易度:普通】少し手間がかかる(念のため、事前にバックアップを取りましょう)
  • 【難易度:やや難しい】FTPや設定ファイルへの操作が必要(これらが分からない場合や、不慣れな場合は実施するかは慎重に検討ください)
  • 【難易度:難しい】専門の知識が必要。場合によっては致命的なトラブルにもなりかねませんので自信がない場合は専門家へご相談を

表示されているメッセージを確認する【難易度:簡単】

作業に入る前に一旦確認をしましょう。似た表示でも、文章によって進む先が変わります。見出しだけで判断せず、その下の説明やエラー文まで読みます。

表示・状態次に確認すること
データベースの更新を求める案内
「データベースの更新が必要です」
本体の更新記録とバックアップを確認し、下の通常手順へ進む
更新を実行しても、何度も同じ案内が出る何か別の問題が発生してる可能性があります。完了画面と再表示の順番・時刻を残し、制作・保守担当者へ、または当サービスに調査を依頼する
データベースに接続できない旨のエラー
「データベース接続確立エラー」
当記事でご紹介する手順ではなく、データベース接続エラーの確認をご確認ください
PHP(WordPressを動かすプログラム言語)やMySQLの必要バージョンを満たさないと表示されるエラー全文と現在の環境をサーバー会社・制作担当者、または当サービスにご相談ください。ここでDB更新を進めない
WordPress「データベースの更新が必要です」というメッセージ
この記事で主に扱うのは「データベースの更新が必要です」というメッセージへの対処法です。画像は公式ソースに基づく再現画面で、実サイトの撮影ではありません。

いつ・どんな作業をしたかを確認し、バックアップを確認する【難易度:簡単】

【重要】自社・自分のWordPress管理画面である事を確認する

まず、当たり前のようで、重要な点ですが、そのメッセージが出ている画面が、自社・自分が管理するWordPressの管理画面である事を一旦確認しましょう。

  • アドレス(URL)欄をしっかり確認しドメインが間違っていないか
  • 別のタブで普段使っているブックマークなどからアクセスする

初歩的な事のようですが、「更新が必要」「サイトに障害が発生」などと記載されたメールを送り、偽のWEBサイトに誘導しログインID/パスワードや、重要な情報を盗み取ろうとする悪意のあるスパムの場合があります。うっかりそんなページを開いてしまって、見慣れたWordPressの管理画面なので信じて、間違った手続きを実行して改竄されてしまった……という事態も、少なからずあり得ますので、ひとまず落ち着いてこの点を確認しましょう。

直前の作業も念のため確認する

間違いなく自社・自分が管理するWordPressである事が確認できたら、次に本体の更新通知やサーバーの作業記録を確認しましょう。ご本人が直前でWordPressのアップデートを実施しているのであれば問題ないことが多いですが、別の担当者がいる場合には、作業・更新した日時を確認しておくと良いでしょう。

アップデート前に戻すためのファイルやデータベースのバックアップはあるか

本体を更新する前に取得したファイルやデータベース(DB)のバックアップを確認しましょう。完全に元の状態へ戻すには、原則として同じ日時・環境で取得したファイル一式とデータベースのバックアップがセットである事が望ましいです。

WordPressアップデートや直前の作業前に「最新バックアップを取得していなかった」場合は、このタイミングでも良いのでバックアップしておきましょう。なお、バックアップは、過去のバックアップを上書きしないで別ファイル・別ディレクトリに保存します。またご契約のWEBサーバーによっては、管理画面などからファイルの自動バックアップを取得できる場合もありますのでこれも確認しておきましょう。

データベースの更新を 1回行う【難易度:普通】

ここまで確認したら、いよいよ「データベースの更新」を実行しましょう。

  1. 画面にある、「WordPress データベースを更新」というボタンを1回押します。
    ※英語版の場合「Update WordPress Database」と表示されます
  2. 処理結果が表示されるまで待ちます。途中でページをリロードしたり、反応がないからと連続で押したりしないようにご注意を。
    • ここでエラーが出た場合は、その文と時刻を残しておきましょう
  3. 更新完了の案内が出たら、画面の案内に従って戻ります。
    ※英語表示では完了見出しが「Update Complete」、続行するボタンが「Continue
  4. WordPressの管理画面を開き直して、同じ更新案内が再び出ないかを確認します。
  5. 閲覧者向けの公開ページも開き、表示を確認しておきましょう。

更新画面に完了と表示された段階では、サイト全体の確認までは済んでいません。問い合わせや予約など重要な機能がある場合は、事前に担当者と決めた確認方法で動作まで確かめます。ページにフォームが見えているだけでは、送受信できるかまでは分かりません。

同じ案内が消え、確認した表示や機能にも問題がなければ、その結果と作業時刻も記録しておけばより万全です。

更新案内が何度も表示される、処理が止まる場合はまず記録を残す【難易度:簡単】

一度完了したのに同じ案内へ戻る場合、本体ファイルとDBが持つ版の情報、更新途中のエラー、キャッシュの扱いなどを、実際の構成や、ログなどを確認し調査する必要があります。

※ここで何度もDBのアップデートを繰り返しても、事態は好転しない場合が多いです

まずは状況を確認するために下記の情報をあつめましょう。(万が一管理画面にも入れないようであれば、分かる範囲で実行します。)

  • データベースの更新案内が最初に表示された日時
  • 直前にワードプレスやプラグインをアップデートした日時や状況、担当者
  • 表示された画面のアドレス(URL)、表示文の全文(スクリーンショット)
  • データベースの更新後にどんな表示が出たか(再表示された、別の画面が表示された、など)
  • 確認できるWordPressのバージョン
  • サーバーのエラーログ
  • ファイル一式と、データベースのバックアップの有無。取得日時
  • 更新後に行った操作と、公開ページ側で起きている不具合の確認

サーバー側のログや環境条件が必要ならサーバー会社へ、WordPressの構成や更新の経緯は制作・保守担当者へ確認します。担当者がいない場合は、分かる範囲の記録を添えて当サービスにご相談ください

原因を確かめる前に、キャッシュ用ファイルを削除する、設定ファイルへメモリ値を追記する、DBのバージョン値だけを書き換える、といった操作は避けてください。案内だけが消えても、必要な更新が済んだことにはなりません。

まとめと補足

まずは表示文、直前の更新記録、バックアップの内容を確かめ、通常の更新を進められる状態かを判断してください。

よくある質問

  • 「データベースの更新」画面はWordPressアップデートのたびに出るのですか?
    • 毎回出るわけではありません。WordPressがDB更新を必要と判断した場合に行う処理で、自動更新の設定や更新方法によっては、自動的に進むこともあります。
  • 更新が不要という意味の画面が出ました。
    • WordPressが持つDBの版と、必要とする版が一致している場合にも表示される事があるようです。無理に更新の再実行をせず、管理画面や公開側を確認し、不具合が残るならその症状を保守・管理担当者に伝えましょう。
  • 更新後の不具合はバックアップで戻せばよいですか?
    • 復元を選ぶ前に、復元点以降に更新した投稿(サイトによってはご注文・問い合わせの記録)などをどう残すか確認します。過去のDBバックアップから復旧させると、バックアップ取得以後に追加されたデータや設定は当然まきもどってしまいます。現在の状態も保全し、失う変更と復元後の確認範囲を作業担当者と相談する必要があるでしょう。

※ 本記事は一般的な対処方法の解説です。WordPressやサーバーの構成によって手順や結果は異なります。ファイルやデータベースの操作は、誤るとサイトが表示できなくなることがあるため、作業前に必ずバックアップを取り、ご自身の判断と責任の範囲で行ってください。無理に進めず、専門スタッフや保守契約担当者にご相談ください。ご相談先がない場合は、当サイトへお気軽にご相談ください。

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